漂々日記

Wandering Diary 

版画 

 

6月も今日で終わり。最近文字の誤読が多くなったように思う。視力が落ちたのではなく
先入観というか、文字のカタチから勝手に思い込んで読んでいる感あり。

今年になってからほとんど版画をつくっていない。
表現として昇華出来ないなどというような高尚な考えからではなく、ただの怠慢と、もう
ひとつは制作していると学生時代からのしがらみが付きまとってくるような感覚にとらわ
れるのが理由。
今まで、版画技法に対してどこか冷静さを欠いていたのは反省しなければならない。
版でなければ出来ない表現というのは確かにあるにせよ。しかし、自分が主にやっている
リトグラフの場合は銅版画や木版画と比較して、そこにも弱さがあるのは否めない。
さらに市場ではオリジナルの価格が下がっていて、いくら創作版画と謳えど、プリントの
立場はますます厳しい。
たとえば画廊で、ひとりの作家の作品が気に入って購入を考えたとする。予算の都合上
購入は一点に限る。そこで同じサイズ、同じ価格、ほぼ同じ内容で、タブローと版画が同時に
並べて売られていたら果たしてどちらを選ぶか。
それが現実である。
しかし、やめはしないと思う。機会を見て再び取り組みたい。


category: 美術

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