漂々日記

Wandering Diary 

2012夏 北海道 3 

 

■ 8月6日(月) 兜沼公園キャンプ場~RHみどり湯

兜沼公園キャンプ場-D1118-D510-D106-R40-稚内駅-R40-R238-R40
-D106-RHみどり湯

走行距離 70km

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少し離れたところに品川ナンバーのジェベル乗りの方がテントを張っていて、炊事場で何度か談笑した。
これから礼文島に行かれるそうで、天気が心配とのこと。北海道の天気は一度崩れるとグズグズと
長引くことが多いらしい。そう言われれば心当たりがある。
撤収時、パラッと降った雨がたたみかけのテントに当たる。自宅を出発して一週間、こんな天気が
続く。
キャンプ場の前を通る宗谷本線の線路を過積載のセローで跨ぎ、兜沼駅へ行く。特に用事はない。
ローカル線の駅に立ち寄るのが好きなのかもしれない。
駅前には人影が全くなく、ただ寂しい。風雨に晒された民家が追い打ちをかけるが、生活の匂いがして
絵になる風景に感じた。
一度オロロンラインに出て、今度は稚内駅へ向かう。
噂には聞いていたが、もの凄い変わり様に愕然とする。たとえば、立ち食い蕎麦のつゆの匂いがする
ここからサハリン航路に繋がる最北の終着駅の姿はもう無かった。
何が正しいのかは分からないが激しく違う。と、言ったところで他所者の戯言に過ぎないのだろうが。
しかしながら冷静になって見ると、この現代的な駅は旅をする者にとっては優しい。道の駅に隣接して
いたり、店舗がいくつか入り、休憩室のような場所もある複合施設となっている。
宗谷岬に向かうことにする。そしてその先を南下して、クッチャロ湖でテントを張ろうと考えた。
ところが、稚内空港の前あたりまで来て霧雨。ここまで降られて、もはや日頃の素行不良を疑わざる
を得ない。
RHみどり湯に行き先を変更する。
みどり湯の引き戸を開けると、どこかでお見かけしたことのある女性。「はい、1000円ね」と優しく
言われ料金を渡す。しかし、みどり湯のおかみさんではない。
見かけたことがあるのは0円マップの中、御年78歳、グランドアクシス100で毎年北海道ツーリングを
されている志津子姉さんだった。

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■ 8月7日(火) RHみどり湯~クッチャロ湖畔キャンプ場

RHみどり湯-D106-R232-町道浜更岸線-R232-R40-D121-D84
-クッチャロ湖畔キャンプ場

走行距離 185km

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オロロンラインを南下する。空は相変わらず雲が多いが、回復の兆しあり。
昨夜のみどり湯は、ほぼ満員だった。恒例の自己紹介の後、「大空と大地の中で」を合唱。ひと通りの
行事を終えた。三度目の利用で、自分の旅に合っているのかいまだに分からないが、過去に多くの
カップルがここで誕生しているのを見る限り、パワースポット的場所ではないかと想像する。
必然的に様々なライダーと出会うわけであるが、これも純粋に面白い。バイクを前にすると年齢の
垣根が取り払われるというようなことを聞いたことがあるが、ここに来ると実感する。
道の駅手塩でトイレに寄り、居合わせた還暦の女性ライダーと少し話をする。初めてで不安で先を急ぎ
過ぎてしまうとのこと。自分もそうだったというか、今でもそうなりかけるときがある。
海側に折れ、町道浜更岸線へ。国道からそれると交通量も少なく、こちらの最果て感もなかなかである。
適当なところでUターンし、北上に転じる。天塩まで戻り、R232で内陸側に入る。
幌延のセイコーマートでカツ丼を買い、しばらく走って街中の公園のベンチで食べる。目の前で子どもが
遊具で遊んでいて、知らない街の日常生活に触れる。
D121でトナカイ牧場の前を過ぎた後、右折。今日こそはクッチャロ湖畔で幕営と決め、D84で浜頓別方面へ。
キャンプ場の受付を兼ねた売店のお姉さんは石野真子に雰囲気が似ていると思った。
カラッと広いサイトの中で、どこにテントを張るか迷ったが、大体以前来た時と同じ場所に落ち着く。
湖畔を吹き抜ける風が気持ち良い。早々に近くの温泉に入り、夕食の支度。
クッチャロ湖の見事な夕日に、今までの天候不順が報われた思いがした。

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■ 8月8日(水) クッチャロ湖畔キャンプ場~みさき台公園キャンプ場

クッチャロ湖畔キャンプ場-R238-エサヌカ線-エサヌカ線ダート-R238-宗谷岬-R238
-D106-R232-みさき台公園キャンプ場

走行距離 192km

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相変わらず撤収が遅く、9時、クッチャロ湖畔キャンプ場出発。オホーツク海側は曇り。
一度北上し、宗谷岬を経由して反時計回りで再度日本海側に向かうことにする。
エサヌカ線にはいると霧雨が降って来たがすぐに止む。
宗谷岬もそこそこに、稚内に向かう。徐々に日差しが出て来る。天気予報は当たっている。
以前は市街地に入ると見かけるロシア語併記の道路標識が珍しく感じたものだが、いつしか慣れて
しまった。
すき家で早めの昼食。ここは以前にも寄ったことがある。わざわざ稚内まで来て、この選択は
いかがなものかと自分でも思わなくはない。海鮮系に行きたいところだが、ウニなどの魚卵系は
尿酸値の関係でNG、刺身などの生モノについても以前、ツーリングではないのだが旅先で食べて
腹を壊したことがあり、それ以来、旅の途中ではどうも慎重になっている。
今回のツーリングで何度目かの、そしておそらく最後のサロベツ原野を南下する。最後は見事に晴れた。
浜辺に下り、利尻島を望む。今年の夏、利尻島で昆布干しアルバイトを真剣に考えていたことを思い出す。
初日に天気とトラブルで一度は諦めたみさき台公園へ向かう。快晴の中、ピースサインをくれるライダー
の表情がヘルメット越しに嬉しそうなのは気のせいか。
みさき台公園キャンプ場にテントを張り、早々に併設されている温泉へ。風呂から上がり、自販機で
サッポロ黒ラベルを見つけ、極力控えていたビールを買う。
サイトに戻ると徐々に日が暮れて、光のコントラストが強くなってゆく。聞きしに勝る日本海の夕焼けを
しばしほろ酔い加減で堪能した。

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(つづく)

category: 二輪

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