漂々日記

Wandering Diary 

2012夏 北海道 1 

 

■ 期間:2012年7月29日(日)-8月11日(土)

■ 7月29日(日)-30日(月) 自宅~新潟西港

自宅-高尾山IC-圏央道-鶴ヶ島JCT-関越自動車道-長岡JCT-北陸自動車道-新潟西IC
-R116-K42-K16-?-R113-新潟西港

走行距離 348km

日が傾きかけたら出発しようと思っていた。新潟発小樽行きフェリーの出発は翌日の10:30。夜中の関越
一気走りで睡魔に勝てる自信がなかったので、早めに家を出て、日付が変わる頃に新潟入りし、朝まで
ネットカフェかどこかで過ごす腹積もりだった。
しかし、夜中の睡魔に対する不安の前に猛烈な暑さに負けた。表に出るのが億劫でパッキングが終わらず
夕食を家でとり、シャワーを浴び、結局バイクに跨りエンジンをかけたのが20:25。
少しづつ延びつつある圏央道、今年は高尾山ICから乗る。鶴ヶ島JCTで関越道へ。予定より遅れたとは
いえ、まだまだ時間が早いようでフルパッキングの同志は見かけない。
何度か休憩をしながら夜の高速を遅いペースで坦々と走る。関越トンネルを越えてから強く感じたのだが
早めの出発は体力的にも精神的にも圧倒的に楽である。
新潟西ICを通過したのは2:30を少し回っていた。そこからほど近い、あらかじめナビに登録しておいた
ネットカフェに行き、朝まで過ごす。フルフラットシートで安眠出来た。
朝、ネットカフェの向かいのコンビニで船内用の食料を買い込みし、港へ向かった。

001_convert_20121001144843.jpg
■ 7月31日(火) 小樽港~びふか温泉

小樽港-R5-R337-R231-R232-初山別-R232-R239-R40-びふか温泉

走行距離 389km

フェリーの中で過ごす時間が退屈だと思ったことがないのは、やはり非日常だからであろうか。
体を休め、あれこれ考え事をしたり、ルーティングをしたり、海を眺めたり。あっと言う間、ではないが
時計の針が一向に進まないという錯覚は起こらない。
新日本海フェリーの新潟-小樽便でひとつ不満なことは、二段ベッドにコンセントがないことである。
キャンプツーリングをしている者にとってはコンセントの有無は切実なのだが。
小樽は降らないようだったので天気予報はそこまで注意していなかった。
バイクでは2年ぶりの北海道。もっと高揚するのかと思ったが、淡々と下船し、すぐに路肩に止めて
パッキングと地図のチェックをして走り出す。思えば、旅のはじめはいつもこんな感じである。
R5、R337、R231とつなぐ。関東の酷暑に滅入っていたので、ひたすら涼しいのがありがたい。
雄冬岬のあたりで一度雨に降られたが、しばらくすると止んだ。留萌に入り、再び降りだす。その後は
降ったり止んだりの繰り返し。
北海道1日目は初山別でキャンプを考えていたのだが、この天気では若干厳しいか。
羽幌を過ぎ初山別郵便局に立ち寄る。駐車場でこれから稚内に向かうというハーレーの方と空模様を憂いて
いたら背後から不穏な音。振り返るとセローが右に横転していた。スタンドを立てた位置が悪かったらしい。
ありがたいことにハーレーの方に手伝って頂き、起こす。
サイドバッグがクッションとなって、バイク本体はほぼ無傷のようだが、ハンドルにかけておいたヘルメット
が水たまりに飛び込み、ブレーキレバーが折れた。上陸初日から何ということだろう。
少し遠いが、0円マップに載っていた名寄のバイク店に電話をかけ、事情を説明する。セロー250のブレーキ
レバーは在庫があるとのことで、あっさりOK。そういえば自分の名前も聞かれなかった。
初山別でのキャンプはこの時点でなくなった。
苫前まで来た道を戻る。R239に左折し、霧立峠を越える。山の中で人はおろか、対向車もほとんどなく
雨脚も強くなり、泣きっ面に蜂の心境に陥る。
士別まで出て、R40で北上。名寄に着く頃には雨は上がったが、今度はバイク店が見つからない。
しばらく名寄の街をぐるぐるまわり、ようやく辿り着くと、さっきの電話の声とは別の人と思しきお兄さん
が笑顔で迎えてくれた。店内には新しいCRF250L。
サービスの缶コーヒーを頂き、工賃が500円!、部品代と合わせても1,792円。丁寧な仕事にキャリアの
荷物には交通安全のフラッグをつけて頂いた。雨に打たれながらそれなりの出費を覚悟していたのだが
土井二輪商会さんはとても良心的だった。

002_convert_20121001144923.jpg


■ 8月1日(水) びふか温泉~びふかアイランドキャンプ場

びふか温泉-びふかアイランドキャンプ場

走行距離 0km

003_convert_20121001144942.jpg

北海道2日目。前日はブレーキレバーの一件などもあり、テントを張る気力が尽き、びふか温泉に投宿する。
ひとりでは若干広すぎるような畳の部屋。向かいにはキャンプ場。初日から不本意ではあったが、まだ先は
長いので心身を整え直すことにした。
カッパ等、乾かせるものはすべて乾かし、砂だらけになってしまったヘルメット、ブーツは水洗いした。
なぜか罪悪感に駆られつつもゆっくり温泉に浸かり、ふかふかの布団で爆睡をする。
朝、外は雨が降ったり止んだり。テレビニュースで昨日越えた霧立峠で土砂崩れがあったことを知る。
チェックアウトの10時ギリギリまで様子を見ていたのだが、仕方ないので宿を出ることにする。
一度は止んだような雨が、バイクに荷物をつけていると再び降りだす。向かいのキャンプ場の受付横の
バス待合所に逃げ込む。
1時間程様子を見て、雨が上がったのでキャンプの受付をする。するとまた雨。この繰り返し。合間を見て
テントを張る。
お隣はヒョースンのモタードに乗る大阪の方。セローの相模ナンバーをみて「高級住宅街やな」と言われる。
・・・?。昨夜はバケツをひっくり返したような雨で、サイトが沼になっている箇所もあったようで、宿泊は正解
とのことだった。


■ 8月2日(木) びふかアイランドキャンプ場~びふかアイランドキャンプ場

びふかアイランドキャンプ場-R40-D49-高広PA-D49-D252-名寄バイパス-名寄-名寄バイパス
-R40-びふかアイランドキャンプ場

走行距離 93km

008_convert_20121001145535.jpg

雨が上がる。曇り空を眺めながら函岳に行くのは明日以降に延ばし、連泊を決める。片付け、まだ乾いていない
物を干す。
昼前になり、買い出しを兼ね、前から気になっていたトロッコ王国に向かう。
おそらく旧国鉄美幸線の跡に沿って走るD49で高広PAまで行き、霧雨が降って来たので小休止。あらかじめ
用意しておいたパンやおにぎりで昼食とする。目前は、道をはさんでトロッコ王国の折返し場となっていた。
しばらく様子を見ていたが、天気は一向に回復の兆しが見えない。ここまで来てさすがに空を恨みたくなるが
来た道を戻る。
食料だけなら美深でも事足りたが、バイパスに乗って名寄へ買い出しに行く。
名寄は大型のスーパーやホームセンター、衣料品店がひとつの場所に立ち並び、買い物には不自由しない。
食料を少しと、手がカサカサになってしまったのでハンドクリーム、1000円のズボンを一着購入した。
スーパーの駐車場で、ふたつ隣にテントを張っているハラキさんのバイクを見かけるが、本人の姿は見え
なかった。
ハラキさん。キャンプ場でテントとバイクを初めて見た時、強烈な異彩を放っていて話しかける勇気が持て
なかったのだが、大阪のヒョースン乗りの方が好々爺だからと紹介して下さった。
水平対向エンジンではじめて気付いたのだが、バイクはBMW。古いのでトラブルに怯えながら乗っている
とのことだが、格好つけない乗り方は、この上なく格好良い。
御年75歳、毎年お盆過ぎまで美深に「沈没」しているそうで、物腰が柔らかく、また少年のような眼差しで
お話をする素敵な旅人である。

004_convert_20121001145239.jpg 007_convert_20121001145308.jpg

(つづく)

category: 二輪

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top