漂々日記

Wandering Diary 

田舎暮らし 

 

不確定性原理のほころびと聞かされて、納得したり驚いてみたいのだが頭痛がする。
嫁姑の関係というのも、おそらく公式で証明出来ると想像するが、小学生の時、分数の割り算で挫折した自分
にはその答えを導くことが出来ない。
アンタは将来結婚したら同居しなくても良いと母親に言われたのは、ひと昔以上前のことと記憶しているが杞憂
も甚だしい。

この時期になるとやってくる消防団の勧誘をのらりくらりと断った。これで何度目だろう。
いつかはやらなければならないというが、あくまで任意であるはず。
しかしそのことを主張することは憚られる。
地域にもよるが消防団の存在意義や、無意味にしか思えない操法大会についても然り。

丹沢のはずれに三十年以上も住んでいるので、それなりに田舎暮らしは心得ているつもりである。
排他的で家制度の名残があって、個という概念が希薄で宗教や思想の自由が少なくとも表層的には保障
されない。
昔から住んでいる者を地類と称し他所から引っ越してきた者と区別し、長男が家を継ぎ、アニミズムを
基本にそれに神道や仏教が合わさったものを信仰し、政治とあらば政策を問わず地元選出の保守系議員を
応援する。
時代の流れで変わりつつあるし、また腹の中で何を思い、目立たないところで何をしようが勝手である。
父親が健在なのでその陰に隠れ、名字から地類とされるので埋もれることも出来る。
しかし慣習に対して、過激に異を唱えたりすることは基本的にご法度である。
ゆえに、他所から引っ越してきた人は大変であろうし、自分が他所の田舎のコミュニティに入ることも困難で
あろう。
その辺りが一層緩やかになれば、自然に囲まれた田舎に暮らすのはとても贅沢であると思える。

本当に今更であり、作業場、バイク、そのようなことを考えるとなかなか動き難いのだが、一度家を出ることも
含め生活を見直す必要を少なからず感じる。



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