漂々日記

Wandering Diary 

高円寺にて 

 

28日(日)
生まれてはじめて高円寺の駅に降りた。ありがたいことに大学の先輩に声を掛けていただき、これから3日程、某美術団体の事務所で書類発送等のアルバイト。先日、あろうことか厚木の街中で駐禁を食らい、まだ請求書は届いていないが余計な出費に悩まされていたところだったので大いに助かる。今日は日曜日でオレンジ色の電車が停まらないと事前に聞いていたので、新宿から黄色の電車に乗った。子供の頃、総武線は中央線のニセモノのような気がして嫌いだった。屋根の上にでかいラムネのようなベンチレーダーが一列に並んでいたのは103系だっただろうか。最近の通勤電車はJRも私鉄もベースが同じで冷たい感じのするステンレス車ばかりでつまらない。


29日(月)
一緒にバイトをしている別の先輩にビジュアル系バンドの魅力について聞く。自分でも信じられないが最近目覚めたとのこと。この方は女性で旦那さんは全く理解してくれないという。
夜は関根精肉店という大衆酒場(看板にそう書いてあった)で牛のモツ鍋をいただく。どこぞのライブハウスで活動しながらロックミュージシャンを志す彼とこの近くのアパートで同棲していそうな(あくまで想像)店員の若いお姉さんが鍋に山盛りにされたキャベツを上からギュウギュウ押しながら目の前でつくってくれた。脂がたくさんのっていながらさっぱりしていて美味かった。
家に帰ってからオススメのバンドをネットで調べてみる。中高生や海外で人気があるらしい。拒絶反応が起こると思っていだが意外とそれはなく、身に着けているモノとかが中性的でそこに何か将来性のようなものを感じた。好き嫌いは別にしてアキバ、漫画、村上隆、その他諸々の世界がごっちゃになったような。違うかな。理屈で理解しようとしているのは、感覚では理解できていないのか、「アンティークカフェ」と「電脳ロメオ」。

30日(火)
アルバイト最終日。高円寺は物価が安い。どこかでなんとなく見聞きした覚えのある脱力感漂う中央線沿線の風情を味わう。治安はそんなに悪くはなさそうだがジャージを着て昼間から酒を飲んで人生を悟っているようなオジサン、近くのアパートに住み、青春を謳歌していると思われる若い男女の姿も見受けられる。
昼はガード下のそのまた地下にある、定食屋で食事。はじめからライス大盛りのカキフライ定食が500円!店内を延々と流れるどういうジャンルに属するのか自分には分からない昭和30年代頃の音楽といい価格といいタイムスリップしたような感じ。
夜、再びガード下。「一期一会」という店で4人で小さく忘年会。ビールに牡蠣鍋、鯨の刺身、くさやなどをいただく。思えば今日は牡蠣ばかり。くさやは以前に一度食べたことがあるのだが、その時のはニセモノだったのではないかと思える位、今回のは強烈な匂い。これが本当のくさやと思われる。不意に夏に行った北海道ツーリングのことを思い出す。それも海沿いではなく内陸部。つまりは田舎の香水の匂い。その香水の匂いに口の中を満たされながら、さらに奥にある豊穣な味を探してみるものの、結局よく分からず。4人のうち2人は早々にギブアップし、後の2人でくさい、くさくないと笑いながら食べた。〆は牡蠣鍋からつくった雑炊。ダシが出ていて美味かった。

31日(水)
今日は家。夜、何のテレビを見るか悩むが夜になったら考えればいいか...部屋を掃除する気にもなれず、洗車する気にもなれず、まあいいか...年賀状つくらなければと思うが、新年明けてからでいいか...(喪中ではありませんが、年賀状、ものすごく遅れます。何卒ご容赦下さい)、作品...いいか...
ニュースを見ていて「契約切り」という言葉が重く残る。先がまったく見えない状況ですが、せめて気持ちだけでも良いお年を!

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